元祖直4メーカーであるCB750が進化していたら...?
VFRがRVFへと進化したようにCBRがRCBへと進化したら?
”RCB750”はこんなコンセプトで生まれました。
もっと他の進化の仕方もあるかとは思いますが、ホンダ直4
750の最終形であるCBR750のエンジンをベースとして、現在の最新750にひけを極力とらないように馬力をUPし、車体,足回りに最新のスペックを与えレーサーに仕上げました。
SPECIFICATION | |
種 類 | 水冷並列4気筒 |
弁形式 | カムギヤトレインDOHC16バルブ |
ボア×ストローク | 70×48.6 |
圧縮比 | 12:1 |
最高出力 | 140馬力以上/12500rpm |
最大トルク | 8.5kg/10000rpm |
変速機形式 | クロス6段ミッション |
バックトルクリミッター付きクラッチ | |
ガソリンタンク | 24リットル |
ホイールベース | 1395mm〜1420mm |
キャスター | 25° |
トレール | 98mm |
リムサイズ | フロント3.50×17 |
リヤ 5.50×17 | |
タイヤサイズ | フロント120/70−17 |
リヤ 180/55−17 | |
完成車重量 | 半乾燥153kg |
1年余りをかけ製作していたCBR750エンジン搭載のロードレーサーが完成しました。タンクには私のハンドルネームからと、ワークスマシンのイメージで”RCB”と入れてます。
先日筑波サーキットで行われたグランドスラム4という草レースで初デビューさせました。
最後の仕上げまでが時間的にキツく、予選=シェイクダウンという状態だったため、決勝もあまり良い結果は残せませんでした。
しかし、サーキットでの注目度はかなり高く、バイカーズステーションでも紹介されています。
アルミフレームをはじめ、スイングアーム等新規で製作しました。CBR750が正常進化したらこんなイメージかなというところです。次に出場するレースの選定とそれに向けてのセットアップやキャブセッティングもちゃんとできていないため、色々問題はありますが徐々にやっていこうと考えています。
このレーサーには私の友人のスポンサーがいまして、その方がオーナーです。
その方が私の自宅に遊びに来た際、私のCBRのF−1レーサーを見て自分も作りたいということで話が始まりました。(私が火付け役かもしれません???。)
製作にあたっては依頼した友人がすべて私にお任せとのことで、車体関係の板金製作は私にはそこまでの業はありませんのでフレームとスイングアーム、タンク等については友人でもあるスーパービルドマキシマムに製作をお願いしました。
私の方は、カウル関係の手配(マジカルレーシング製)や、その他の仕様と形状,パーツの選択について、プロデューサー兼アドバイザーという立場でスーパービルドマキシマムと相談しながら行いました。
エンジンの仕立ては私。車体の組み立て,吸気系のセッティングは私とスーパービルドスタッフで行いました。(スーパービルドについては5月号のクラブマンにて紹介されています。)
さて、苦労して製作したこの”RCB750”で7月16日開催の茂木3時間耐久レースに参戦。
参戦前のテスト走行では、ストレートでR−1や’00CBR929RRと同等の走りをみせており、13年前のエンジンを使用している割にはポテンシャルは中々でした。参加ライダーが乗って一回目の走行で2分7秒1を記録。今後走りこみやセッティングをつめ、更にタイムアップが望まれるところです。
写真の仕様から耐久レース用にはタンクキャップをクイックチャージに変更。ブレーキをニッシンからブレンボ、始動は押し掛け式をセル式に変更しています。
今後の健闘にご期待ください。
スーパービルドマキシマムのHPがリニューアルオープンしました。是非ご来店ください!!