HONDA CBR750 SUPER AERO CBR750は1987年発売当時、世界最速のクルージングマシンとして登場したCBR1000Fの姉妹車である。そのルーツは1969年にリリースされたCB750K0に遡る。CB750K0は、空冷4ストロークOHC4気筒というパワーユニットを搭載し、70PSの最高出力を発揮した。その後、年式を重ねCBX750Fが登場する。CBR750Fは後方にパニアケースを装備し、欧州の高速を200km/hで走りきることを想定して開発された。
極限のエアロフォルムを追求 徹底したエアロダイナミクスの追求によって、超高速時の風圧を遮るフルカバードボディを装備。フェアリングの各所に設けられたエアダクトは前方からの空気の流入を助け、積極的にパワーユニットを冷却する。単にウィンドプロテクションを高めただけではなく、マン・マシン一体のフォルムを実現することが、このマシンに求められたコンセプトである。
当時最先端のレーシングテクノロジーをフィードバックしたエンジンスペック CB750K0のデビューから18年、インライン4は新たな進化を遂げた。水冷4ストロークDOHC16バルブ・インライン4。現在ではホンダ水冷マシンに多く採用されているカムギアトレーンをはじめ、より高い吸入効率を図ったストレートポートの採用。そしてフルトランジスタ・デジタル点火システムなど、当時の最新技術を惜しみなく投入している。カタログスペックは77PS/9500rpmだが、実際にはリミッターカットによって100PS近くをマークする。
高速巡航型スーパークルーザー 取り回しはさすがに重量車ゆえのつらさを感じてしまうが、高速巡航に於いてはまさに敵なし。高いウインドプロテクションと相まって、高速でのレーンチャンジもスムーズに行なえる。足回りはエア調整可能で当時流行のアンチノーズダイブ機構を装備した39mmテレスコピックフォーク。リアクッションユニットはプリロードの調整により、急なタンデムランにも対応するなど、先進のホンダレーシングテクノロジーが惜しみなく投入されていた。また足つき性もよく、タンクからシートに伸びる流線型が一層、流麗なフォルムをかたどっている。 |
SPECIFICATION
種 類 | 水冷4ストローク直列4気筒横置 |
弁形式 | カムギヤトレインDOHC16バルブ |
ボア*ストロークmm | 70.0×48.6 |
総排気量CC | 748 |
圧縮比 | 10.5 |
点火方式 | フルトランジスタ |
始動方式 | セル |
出荷時最高出力PS/rpm | 77/9500 |
完全整備完調状態最高出力PS/rpm | 97/10000 |
最大トルクkg−m/rpm | 7.0/6500 |
タンク容量L | 21 |
オイル容量L | 4.3 |
変速機形式 | 6速リターン |
出荷時バッテリ容量 | 12V10AH |
最大積載バッテリ容量 | 12V12AH |
全長×全幅×全高mm | 2170×720×1185 |
軸距mm | 1480 |
シート高mm | 770 |
乾燥重量kg | 199 |
車両重量kg(前軸) | 115 |
車両重量kg(後軸) | 112 |
車両重量kg | 227 |
サスペンション | Fテレスコピック |
Rプロリンク | |
ブレーキ | Fダブルディスク |
Rディスク | |
タイヤ | F110/80−17 |
R140/70−18 | |
私はリヤを1サイズUP | R150/70−18 |
標準現金価格 | 78.9万円 |