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いざパニアケースを購入しようと思っても、その価格の高さに圧倒されるのが現実ですよね。何て言うか私の場合、2回/週の周辺走行と1回/年のロングツーリングで10数万円の投資がはたして適当なのかということについては今一つ納得できないところがあります。さらに下記3点の理由が私にパニアケース導入を思い留めさせている要因でもあります。
’88CBR750Fに装着したくて色々と情報をあさってるんですが、 | |
1 | 値段が高い |
2 | すり抜けしにくくない? |
3 | キャリアだけで走ると不格好? |
という課題にあたって今ひとつ押しが足りません。とりあえず昨年荷物が積めるようにソフト振り分けケースを購入しましたので、使用レポートします。
購入したのはラフ&ロードの製品でトップケースの設定のないサイド振り分けのみのバッグです。タンデムすることが多い私は後席を潰してしまうトップケースは必要ありませんでした。昨夏、神戸から城崎〜湯村温泉〜鳥取と一泊二日でタンデムツーリングしたときは非常に重宝しました。この時は振り分けバッグに加えてタンクバックを使用しましたが、二人でいく一泊二日ツーリングでは十分な容量でした。二泊三日までならこの構成でいけると思います。
私的考察による長所と短所
長所。というか気に入ってるところ | ||||
1 | 安い。パニアケースに比べて歴然の差があります。実売で¥8,000〜¥20,000程度で購入できます。私のは¥14,000でした。 | |||
2 | ソフトケースだけあって、収納するものに「膨らみ」があっても結構積載できることが多い。ファスナーを閉めなければ「鉢植え」などの長尺物も積めます。私は神戸市立森林植物園で買った高さ1mほどのもみじを積んで帰りました。ヘルメットも入るし、かなり便利。 | |||
3 | 車体に装着するのにキャリアを必要としない。パニアケースでは搭載していない時のまぬけさが目立ちますが、ソフトケースなら装着しない時は原型のカッコ良さを崩さず非常にスリムです。 | |||
4 | 軽い。ただでさえ重い車体なのに、これ以上重くなることは避けたいとこですね。 | |||
5 | 無加工で装着可能。穴開け加工などを必要としません。 | |||
6 | すり抜けについては全く気になりません。マフラーよりも若干張り出しますが、ミラー幅よりは内側にあるし、万が一、他車に擦る程度で干渉しても相手方にキズはつかないでしょう。 | |||
短所。というか気に入らないところ | ||||
1 | カウルに干渉しているので細かいキズがたくさんつく。予想していたことだが、最近かなりキズがついてることに気付いた。1年間の使用で左側のカウルにキズがたくさんついてます。このまま使用すると、真っ白けになっちゃうんだろな。キズをつけたくない方はクリアシートを貼った方がいいですね。 | |||
2 | 雨に濡れる。防水仕様だとしてもパニアケースと比べるのは酷ですね。でも防水カバーは付属してますから、ある程度は大丈夫。ツーリングではインナーカバーに大きいゴミ袋を使っています。これで大丈夫。雨の日、あまり乗らないし・・・(^^;;;) | |||
3 | 基本的にタンデムシートにくくりつけるタイプなので、タンデムには適していない。私は後方にバッグをずらして装着しているのでタンデムはOKです。普通に装着するとタンデムステップに足を乗せられなくなります。ただ、後方にずらすとウィンカーに干渉して、側方からのウィンカーの視認性が落ちます。安全性という面ではも一つかも。 | |||
4 | タンデムシートにプラスチックのでかいクリップで留めるタイプなので、後席の人のお尻が痛い。長距離ツーリングの時にはタンデムシートにはくくりつけず、シートとサブフレームの間に挟み込んで固定します。ただ、絶妙なクリアランスに挟み込むので、脱着にはかなり手間がかかります。 | |||
5 | 防犯性はありません。ファスナーで開くくらいですからね。ただ私は貴重品は降車する時は持って歩きますし、例えば今後GPSを導入するようなことがあるとしたら、持ち運びも重そうですから考えると思います。 |
たくさん書きましたけど、つまり決定的な選定の理由は単に安かったからです。パニアケースが3〜4万なら確実にパニアにしてましたね。でも手軽さでは一番です。私もそのうちパニアを導入すると思いますが、とりあえず荷室を確保したい方は振り分けバッグから入られてはどうかと思います。